REPORT
視聴者の皆さんが送ってくれたレポート!

藤井先生のラジオ NON-EDIT TALK

藤井善章先生

3月30日,SBC(信越放送)ラジオで放送の番組に,ゲストとして出演した様子をレポートします.この番組の司会の方に推薦されて,出演したんですが,その司会者の「くわG」さんは,あの教え子の桑原君のお父さんです.

番組名「MUSIC JACK IN A BOX」

くわG(以下G):
さて,今週のお客様は,ヒットチャートを語らせたら伊那谷で右に出るものはいないんじゃないかなという…
宮沢さん(以下M):
おおっ,なかなか恐そうな感じですね.
G:
聞くとね.
M:
はい,ということで,飯田市内で実は中学校の数学の先生をなさっている,藤井善章さんにおこしいただきました.こんにちは.
藤井善章(以下F):
こんにちは.
G:
また,数学の先生がそれにくわしいっていうのが,非常におもしろいんですけど実は,ほんとう,相当にくわしいんですよね.番組の前にもちょっと話をしたんですけど…
M:
学級通信にもアーティスト情報を組み込んであるという…
F:
まあ,趣味でやっているんですけどね.
M:
ええ.あのー,先生は,先生だって…藤井さんは音楽のジャンルでは歌謡曲が好きで…
F:
まあ,歌謡曲っていうと演歌みたいになっちゃうんで,ヒット曲…
G:
ジャパニーズポップスっていう感じかな.
F:
そうですね.かっこよくいうと,そんな感じになりますね.
G:
特に,誰がお気に入りです?
F:
あのー,小室哲哉さんとTKファミリーの大ファンです.
G:
もう,本当に時の人ですね.
M:
やっぱり,TKファミリーという形で,最近ヒットしてきてからファンになったんですか?
F:
いや,そうではなくて,TM NETWORKというグループがあって,10年くらいまえから,ずっとファンで,それ以来追っかけてます.
G:
おおー.当時からこいつは大物になるぞっていう予感はありました?
F:
ええ.というか,すごい新しさを感じて,近未来がすごく好きだったので,もうそれでとっついちゃって,それからですね.
G:
ああー,そうか,近未来ね.なんかスペイシーな感じっていうか.
M:
だって,作曲に使っているものだって,コンピューターが中心だから,そういうも所でもなんか近未来が…
G:
だって,コンピュータは数学の世界だもんね.そこに共通点があるのかもしれませんね.
F:
まあ,そうですね.
G:
もともと,ポップスに興味を持つようになったのはどうしてなんですか?
F:
小学校の頃からラジオとかで聞いていたんですけど,「SBC歌謡ベスト10」という番組があって,その中にベスト3予想というのがありまして,それに当たるとLPレコードが当たるというのがありまして,それを当てたいがために,ベスト3の予想をしはじめたんですね.ベスト3の予想をするには,毎週の様子を知らなきゃいけないんで,その辺から,毎週のベスト10を書いたりして,そのうちにそれらの曲をどんどん好きになっていって,それが今にも続いていると.
G:
今でもベスト10の予想なんかしてますか.
F:
最近はインターネットでベスト10の予想を受け付けているホームページがありますんで,毎週,投稿してやっていますけど.
M:
ちなみに,今週の伊那谷ベスト10なんですけど…
G:
どうでしょう,分析したところ…
M:
この10位から1位までを見て…
G:
コメントとしては…
F:
どこらへんからコメントしていけばいいんでしょうか.
G:
じゃあ,1位のPUFFYはどこらへんがウケたんでしょうか.
F:
PUFFYはカラオケで2人で一緒に歌うっていう定番になってきてるんで…
G:
あっ,女の子同士のデュエット…
F:
もうお決まりのパターンで,この曲もおさえとかなきゃなっていう女子中高校生がとっついてきてると.
M:
まずは,カラオケ用としてこの曲は必ずインプットしておくという…
F:
そう,そういう人達が今買ってて,それがあともうちょっとしたときに,ランク落っちゃうか,そのまま続くかは,この曲がいい曲かどうかっていうかね,みんなにウケたかどうかっていうことになると思うんですよ.
G:
じゃあ,順位があがるときとかよりも下がるときの動きが大事になってくるということになるのかな.
F:
そうですね.特定のファンって必ずいますから,とりあえず買っておくと.で,3,4週目からその曲の本当の力がわかるのかと思うんですけど.
G:
ほおー,気がつかんかった.そうか,だって,発売直後に1位だったりする曲って聞いたことのない曲が1位だもんね.
F:
そうですね.よっぽど,敏感に聞いている人でないと,なかなかね…
G:
あとどうです,今週の1位から10位の中で,これは1位になるんじゃないかとか,これは来週あたり消えてなくなっちゃうんじゃないかとか…
F:
来週あたり消えてなくなるのは,触れると差し支えが…
M:
じゃあ,伸びそうな曲は…
F:
伸ばしそうなものは…
G:
圏外でも,
F:
圏外は,中谷美紀さんの「砂の果実」は,ある程度比べたりして,あの曲は英語の歌詩で歌えないけど,日本語ならこれは歌えるから,いい曲だから,歌ってみよう ということで,あがるかもしれないですね.
G:
ということは,結局ヒットするかしないかっていうのはカラオケが握っていると見ていいわけ?
F:
ええ,最近はカラオケの影響が大きくて,例えば,7位に入っているB'zの「FIREBALL」は,曲としてはすごく完成度が高いと思うんですが,カラオケだと,まず歌える人いません.そうすると,特定のファンくらいしか買わない.あとはついていかないですよね.
G:
ということは,これけっこう健闘しているってことは,曲のよさとしては相当なものだって…
F:
ええ,そうですね.10年くらいやっている方たちで,しかもあきられていない,10年くらいずっとヒットし続けているっていう…
G:
この2人も,小室さんの関係でしたっけ.
F:
ええ,大昔に.
G:
じゃあ,小室哲哉の一番すごい所って,どういうところかな?
F:
10年くらいまえのときに,コンピューターを使ってやり始めたんですが,そこで作った曲とかが,今になってやっと花開いたっていうか,10年前と同じようなことを今も続けているんですよ.ということは,時代がこう,小室さんに追いついてきたっていうか,そういうところが,尊敬しちゃいますね.
G:
昔から知っている人ならではだね,やっぱり.昔からおんなじことやってて,今出てきたと.
F:
ええ.
G:
(小室哲哉の曲は)言葉数も多いですよね.
M:
その影響をうけて,他のアーティストも言葉数の多いものも増えてきていますよね.
F:
ええ.
M:
そう考えると,今の歌謡界に欠かせない人というか,すごい影響を与えているっていう…
F:
そうですね.ヒット曲の数の多さでいったら,一番ですから.
G:
今後もこういった分析を続けていって,それこそまた,生徒さんなど,音楽の好きな人をもっと増やしていって下さいよ.
F:
はい,わかりました.
M:
学級通信の内容も充実させて,生徒さんにも喜んでもらえるように…
F:
あっ,そうですね.
G:
見たいよね.
F:
じゃあ,是非,今度…
G:
見せて下さい.
F:
わかりました.
M:
今日は,飯田市内の中学校で数学の先生をされています,藤井善章さんにいろいろと分析をしていただきました.
G:
勉強になったよ.
M:
本当ですね.
G:
どうも,ありがとうございました.

とまあ,何の台本もないわりには,なんとかスムーズにじゃべることができました.ラジオの電波に自分の声が乗るのは今回が初めてでしたが,楽しくできました.また,やってみたくなりました.


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