REPORT
視聴者の皆さんが送ってくれた収録レポート!

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行徳さゆりさんの
「MOONRIDERS  月面サマーツアー1998」
in 福岡 DRUM LOGOS
ライヴレポート
(98/08/08)

1998年8月8日(土)6時開場 7時10分〜9時20分 オールスタンディング
税込み6000円(入場時ドリンク代別途-500円でした)福岡 DRUM LOGOS

MOONRIDERS
鈴木慶一(ギター、キーボード)
岡田徹(キーボード、アコーディオン)
武川雅寛(バイオリン、トランペット、パーカッションその他)
白井良明(リードギター)
鈴木博文(ベース)
かしぶち哲郎(ドラムス)
全員ヴォーカル、コーラス

ニューアルバム「月面賛歌」に伴う夏のツアーということでオットと二人行って参りました。ムーンライダーズがどんなバンドなのか言葉で説明するのはとてもとても難しいので、おわかりになられる方だけお読みいただければと思います。
彼らの近況はすべて、オフィシャルホームページで知ることができますので興味のあるかたはそちらへどうぞ。(http://www.moonriders.com/index.html)福岡がこのツアーの最終日ということで、それまではネタばらしをしてはいけないと慶一さんがおっしゃったそうですが、もういいですよね。

さて、結論からいいまして、もんのすご〜〜〜く良かったです。ほんとに今までいろいろなコンサート、ライブに行ったけれど5本の指に入るかもしれないぐらい。なんでもっと早く行かなかったんだろう?と後悔しきりです。 17〜8年前から聞き出して、はまったときは高校の定期テストの勉強中一晩中カセットをかけていたりした時期もありました。その時期、コンサートにも行くつもりでチケットも買ったのに、なんでか行けなくて(たしか前からひとけた代の席だったと思うけど・・・まだそのチケットはしっかり持っています。ライダースの皆様ごめんなさい)今回が初めてのライブ経験になりました。

私はコンサートやライブにいく前には大抵予習をしていくのですが、今回はいろいろな事情があって全然なにもできず「あ〜全然知らない曲ばっかりだったらどうしよう」と少々不安を覚えつつ会場に向かいました。 DRUM LOGOS(ドラムロゴス)というライブハウスと小ホールの中間ぐらいの大きさのところで、チケットには5時半から整理券番号順に並べと書いてあったのですが、ワカモノのライブでもあるまいしそんなに前の方でキャーキャーいう人もおるまいと思い、開場時間ギリギリに行ったらもうい〜〜〜っぱい並んでるではありませんか!しかも、お客さんは結構みな若い。高校生っぽい感じの人もいるし、中心だったのは20代〜30代前半ぐらいの女性で、私は男性が主だと思っていたのですごく意外でした。これはもしかしたら・・・と思いましたが、整理券番号順で入れていたのでわりと早く入れ、客席の前1/3程度に作られた折り畳みイス席の前から10番目ぐらいの通路がわをゲットできました。この通路側というのが後で重要な意味を持つのでした。席はだいたい150人ぐらいぶんはあったと思います。イスがあったのでライブ中はもちろんですが、始まる前の待ち時間がとても楽でした。イス席の後ろが立ち席で、そこには小テーブルに灰皿をのせたものが整然と並べてあり、たばこが苦手な私には「もし立ち席だったら・・・」と後で考えてぞっとしました。

オープンからスタートまで1時間もあるので、お客さんはみんな手持ちぶさたな感じでした。ドリンクを飲み、もらったチラシを読もうとしても薄暗くて読めない(^^; 30分ほどで立ち席もいっぱいになり、いったいどのぐらいの人数が入っているのか全然わからなくなりました。

ステージはシンプルなもので、メンバー6人の楽器と、ただの棒状の蛍光灯があちこちに立ってるだけ。もう楽器だけでぎゅうぎゅうという感じでした。レイアウトは、後列ステージに向かって左から岡田さん、博文さん、かしぶちさん。前列左から慶一さん、武川さん、良明さん。ほとんど重なっているため、私のいるところからは博文さん、かしぶちさんはちらりとしか見えず。

スタート10分前ぐらいからドライアイスがたかれ続け、「あれ、霧?」という感じになるまで延々続いたので寒い寒い。

私のなかでは、たぶんメンバーのトシもトシだし、アコースティックなゆっくり静かに聞きましょう、みたいなライブかなと想像していたので「このまま寒いままだったらやだな〜。さっきウーロン茶も飲んじゃったしトイレにいきたくなるかも」とちょっと不安だったんですが、スタート直後からその不安はなくなりました。

オープニングの音楽にのってゆっくりゆっくり出てくるメンバー。なんと、ブルーの疑似宇宙服を着用。頭まですっぽりかぶっているので誰が誰だか全然わからない。そのまま1曲、慶一さんが歌うのにあわせて他のメンバーはダンス(^_^)。その後も数曲、顔だけだしてそのまんま。「むむ、おじさまたち、がんばるわねっ」

メンバー全員、髪の毛が黒ではないところがまた泣かせます。 MCはほとんどなしで(メンバー紹介、福岡1年半ぶり、程度)最初から 8曲目までとばしまくり。お客さんも立つのがあったりまえって感じで踊る、歌う、手を振り上げる、思わずついていけなくなりそうに。今回はニューアルバムから主にということで、聞いたことのある曲はほとんどないのに美しいメロディーで頭の中がいっぱいになりました。サポートメンバーなし、6人で全部の楽器とコーラスまで全部こなして、なおかつCDと違うアレンジ。すごい、の一言です。

途中、アコースティックセット(といっても、折り畳みイスに座りマイクをメンバー各自低く下げるというだけなんだけど)になり良明さんのすてきなクラシックギターを堪能。ちょうど良く見えるところだったというのもあるのですが、今回はもう良明さんにくぎづけでした。ステージが狭いためか、慶一さん、武川さん、良明さんみんなモニターに上がってジャンプしたり踊ったりするんだけど・・・お願いだから、捻挫したり骨折したりしないようにして欲しいです(^^;その後もラストまでつっぱしり、汗をふきふきアンコール2回。慶一さんのくねくね踊りはすごかった・・・。あそこまでやってくれるとは思いませんでした。

3回目のアンコールの時、ツアーTシャツに着替えたメンバーがいきなり客席に降りてきました。「えええ〜〜〜っ何〜〜〜〜」と舞い上がり運良く通路側にいたので、どさくさにまぎれて武川さんと良明さんにぎゅ〜〜〜っと握手してもらっちゃいました(^_^)。お二人ともとてもやわらかいお手てでした。結局、ステージにそれぞれ若いお姉さんを上げてチークダンスタイム。あ〜〜ん、良明さんとダンスしたかったよう〜〜〜。でも、やっぱりおばさんじゃ〜だめだよね。となりにオットもいたことだし。握手してもらっただけでもその後10センチぐらい浮いたような感じだったので、ダンスまでしちゃったら・・・その後どうなるか(^^;。とってもとっても嬉しかったですっ。

ツアーグッズは、CDをはじめとしてTシャツ、あと「20世紀のムーンライダーズ」という本があった、みたいです。というのは、見たかったんだけど帰りの高速バスの時間がおしてて終わってすぐダッシュでバスターミナルまで走ったため何も見ることができなかったんです。もう少し早く終わると思っていたので、終わってからゆっくりみればいいやと思ったのが間違いでした。

いや〜、あなどれません。ムーンライダーズ。終わってすぐに「今度はいつ?」「あの曲もう一度聞きたい」と思ったのは久しぶりでした。ライブとCDでは全然アレンジが違うとは聞いていたのですが、なにせそのCDの方を聞いていなかったので比べようがありません。不勉強で申し分けない。次回までにはちゃんと聞きこんでおこうと思います。

メンバーの年齢が年齢だけに、いつまで現役でやってくれるのか分からないという不安はありますが、身体の続く限り、ロックバンドとしてライブをやってほしいです。

慶一さんが「みんな、楽しんでってね。僕らも楽しんでやるから」と言われていましたが、とってもとっても楽しかったです。どうもありがとうございました。また行きます。

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