<果たして本当に中へ入ることが出来るのか?!>
電話連絡の際、「当日、本芸さんに声をかけて下さい」と指示を受けたので、その通り本芸のお兄さんに伝えると、「何ですか?それ」と冷たくあしらわれ、ちょっと不安になる。とりあえず「1番前へ並んで下さい」とのこと。観覧者リストの中に私の名前は本当にあるのだろうか?順番が来て名前を告げるとリストの中ではなく、何故かメモ書きの様な紙に私の名前が!!よかった、よかった。ホッとしましたよー。
<待ち時間にビックリな発見!>
TMC内に入ったのは16:30頃。本芸さんの誘導に従いぐるぐるぐると建物内を整列して歩き回っては止まり、また歩き回っては止まり・・・そんな中、1Fの廊下を歩いている時、ふと私の目に入ったのは「佐野元春様」の文字!なんと佐野さんの控室発見!「何だろう?もしかしてGLAYとセッション?!」そんな期待に1人でうかれる私。その後、待つこと約1時間半。18:00過ぎにようやくスタジオの中へ。
<Oh!ついに憧れのスタジオへ!>
さあさあ、ついにスタジオへ足を踏み入れると・・おっと、いつもTVで見ているイメージよりもぐっと小さい意外にこじんまりした空間が目の前に広がっています。ブラウン管を通して見ていると、あまり細かい装飾まで目が届かないものだが、カワイイ飾りが壁面にくっついている凝った作りの LOVE LOVEワールド。ゲストが登場するあの異次元の扉(?)の裏は一体どうなっているんだろう?始まるまでの間、あちこちに目をやり色々なことが気になってくる。まるで好奇心旺盛なお子ちゃま状態。ステージはTVで見る限りでも狭そうだったが、やはり実物も狭かった。野猿の時はあの大人数でさぞかしギュウギュウだったことだろう。今頃、プリプリプリティの録りでもしてるのかなあ・・なんて思っていると突如、ステージに現われたスタッフさんがご挨拶。皆を盛り上げようと、とても感じがいい。こっちも楽しみつつ番組を一緒に盛り上げるぞ!と待ち疲れもなんのその、途端に気合いが入る。
<前説王・TOMさん登場〜収録スタート!>
18:25、収録が始まるのを今か今かと待ち構えるお客さんの前にTOMさん登場。が、しかし「今日は時間ないから!さっとやるよ。」「ええ〜〜〜!!」不満気味なお客さん。LOVELOVE収録名物でもあるTOMさんによる前説をぜひ、たっぷりと堪能したかったお客さん多し。(私も)ちょっとガッカリ。今日は本当に時間がない様子なので仕方ない。それでも TOMさんはきちんと振りを教えて下さり「今日はホントに豪華です」ということで出演メンバーをステージに呼び込む。まずは本日のゲストの1人Drに LUNA SEAの真矢さん。しょっぱなから豪華すぎ。それから順々にLLASのメンバーを紹介し、各自が音出しを始める。最後に拓郎さん&KinKiの2人が登場したところで ♪ジェットコースターロマンス をさらりと。そのままオープニングの ♪全部抱きしめて へ。あっ、もう収録始まったんだ!なんだか番組収録というより、ライブっぽい雰囲気。そしてあの扉からGLAYが4人揃って登場。ものすごい歓声の嵐。曲の後、「今夜のゲストはGLAYの皆さんです」と光一くんによるゲスト紹介が終わると「はい、カット!」セットチェンジへ。トークセットの準備が進む中、ステージではKIKCHYさん&光一くん、剛くん、KIKCHYさん&TAKUROさんが喋っていたような・・。 TERUさん、ファンに軽く会釈。ファンは大喜びです。
<爆笑!!実際はなんと40分にも及ぶロングトーク>
トークの詳細はHPを見てもらうとして、HPに載っていなかった話を補足程度にちょこちょこと。
18:40、トークスタート。まずは剛くんがGLAY人形を1つ1つ、箱から取り出す。何と言っても、ひときわ目をひくのがTAKUROさん人形。どうも鼻がビッグポイント(=つまり強調されている)らしい・・・。(笑)話題はシングル2曲がチャート1位、2位のことから、売れて街を歩くけないんじゃないかという話/それぞれの髪型の話/名前の呼び間違いの話/ツアー中のハプニング話・・など。TAKUROさんのあの赤はハワイで購入したとのこと。TAKUROさんをメインに、JIROさんも積極的にトーク!
続いて『LOVE LOVEなもの』では9点を紹介。その中でTAKUROさんの私物、ツアーロゴ入りCDケースの写真の時、ツアータイトルの話に。「(pure soulというタイトルが)カッコイイっすねえ!」と剛くん。「僕ら、一応アイドルなんで、ジャニーズなんでタイトルがねえ・・・何やったっけ?」と会場に振る。「ショウガッツショウ」と声があがり「ああ、そうそうそう!正月、ガッツ、SHOWをかけてるんですけどねえ」と、まるでGLAYに訴えかけるように言っていたKinKi でした。(笑)
最後は『ガチャガチャマッシーンα』子供の頃胸をときめかせたアイドルは?など、3つの質問。アイドルの話ではTERUさん、JIROさんが「マッチ」と返答。なんでもTERUさんは子供の頃、街の『のど自慢大会』で ♪スニーカーぶる〜す を歌ったことがあると告白。
いくらカンペが出ているとは言え、それはあくまで進行上の流れのみだと思います。その話題をゲストに振ってそれに対して一体どんな言葉が返ってくるか、まるで想像がつかないことが、トークの楽しさであり、緊張するところなのでは??ましてや、決してトークが得意な相手とは限らないのですから。それでも光一くん、剛くんはゲストの口から飛び出す言葉をうまく拾い、それをネタとして自分のエピソードを取り込んだりそこからまた話を広げたり・・と「拾って、つかんで、飛ばして、広げて」という、2人の力には脱帽です。トークというものをしっかりと心得ていますよね。40分という長さを退屈させないところもスゴイ!やはり2人はプロだと感心しました。(同時にこの番組で鍛えられた力なんだろうなあとも思いました)と、いうわけで17:20、トーク終了。セットチェンジへ。ここでいったん拓郎さん、KinKi、GLAYはステージを降りました。なるほど、いつもTVで見ている順に収録していくのですね。
セットチェンジのすばやいこと、すばやいこと。目に入るだけでもざっと20名程のスタッフさんがササッと出てきて、演奏準備にとりかかります。再びステージにGLAY登場。セッティングの間もお客さんはじっとステージを見つめます。その、痛いほどの(笑)視線を感じたTERUさんはひとこと。「あまり見つめないで下さい。緊張する方なので。(笑)」そしてTAKUROさんの紹介でやはり佐野さん登場です!さっきまでなごやかにトークをしていたGLAYも、うって変わって別の顔。トークの時が、より素顔に近いGLAYだとすると、こちらは100%ミュージシャンGLAY。(当り前!) TERUさんが、佐野さんに「緊張します、緊張します」と言う姿が印象的。10、9、8、・・とカウントがかかると、その場の空気がはりつめ、思わず聴きいってしまう。佐野さんと一緒に♪SOMEDAYを演奏なんて見ている方も感動もの。夢のよう・・たまらないです!TAKE1が終わると緊張がほぐれたのか、ホッとした笑顔を見せるTERUさん。スタッフの方が佐野さんの所へ行くと、「チョット間違えた」ということでTAKE2へ。これはOK!無事に録り終え、固く握手をかわすGLAY&佐野さん。皆、とても嬉しそうでした。
<いよいよ収録も終盤へ>
演奏準備が整うと、再びGLAY、拓郎さん、KinKi、LLASの登場。毎度おなじみセッション大会、本日の曲は ♪SOUL LOVE 。しかし演奏が始まっては、途中で「カット」が数回繰り返し、「すみません!」というスタッフさんの声。その度に細かい入念なチェックが入り、現場には緊張感がはりつめます。音1つに対するチェックが大変シビアで、丁寧な音作りをしている様子が実感できます。 TAKE5位でようやく最後まで通せて無事OK!ステージが近いので音が全身に響いて心地よかった。さすが生は迫力ありますね。1つ気になったのはフロントに並ぶ剛くん、TERUさん、光一くんの奥に見え隠れする、マラカスを振る拓郎さんの姿・・なんとも、いい味を出してましたよ!歌の時、狭いステージ上でくるくると機敏に動き回るカメラスタッフさんが女性だったのにも驚きです。(コードを持っている方も女性)
収録が終わると出演者全員で記念撮影、この時点で20:15頃だったでしょうか。GLAY1人ずつ各自の人形を手にカメラの前へ。皆さん、ファミリーの様でアットホームな雰囲気が伝わってきます。GLAYも楽しそうで、ニコニコしていました。撮影後、剛くんにペコッと会釈する TERUさん、すると「いや、とんでもない」という感じで会釈を返す剛くんの光景を見ました。あれ程人気があっても決しておごることなく、本当に腰が低い(礼儀正しい)GLAYの皆さん。とても暖かく、丁寧で、落ち着いいているし、その人柄の良さがひしひしと感じられて「いいバンドだ!」と改めて思いました。
<なんと、まだまだ収録は続く・・・>
GLAYが帰ると、番宣録り。客席を背に録るのでなんとな〜くしか聞こえず・・・カンペを見つつ、3人でかけあって、なんなくOK。「さあ、収録終わりだ〜。あっと言う間だったな」と思っていると何かまた準備が始まるステージ。すると「今日はもう1つありま〜す!皆さんラッキーですね!」と仕切り進行のスタッフさんの声にお客さんびっくり&大喜び。そう、あのコーナー、TAKKINの看板がステージへ。ビートルーズの3人&先生方もステージに現われます。先生方にエールを送られ、各ポジションに移動する3人。特に緊張していた様子の剛くん、「おかあさーん!おかあさーん!おかーん!」と言う姿が微笑ましかったです。(笑)しのらーの英語も前回よりずっと流暢になり、なかなか調子よく、演奏が進んでいくと・・・おやおや?!光一くんの様子がおかしい。だんだん顔がひきつり笑いになってきたのです。ドラムが止まりスティックを振る光一くん。一体どうしたのかと思いきや、ズボンの裾の中にドラムの下の部分が入ってしまったそう。そうるさんが光一くんのもとへ行き、靴下の中に裾をしまい、「かなりマヌケな格好してる」と笑う光一くん。「今、いい感じで進んでたのに〜」と言うしのらー&剛くん。(笑)気をとり直してTAKE2。今度は順調に進み、お客さんが「がんばれ、がんばれ」という風に見守り、手拍子を送る。客席にいる拓郎さん、武部さん、健さん、そうるさん、ヨッちゃんも授業参観の親の様にじっと見守る中、何事もなく演奏が終わりホッとしたような3人。でも「1回目の方が・・・」としのらー。「なあ!」と返すは剛くん。(笑)「そんなことないよ、2回目も同じ様に頑張ればいいんだもん」とヨッちゃん。さすが先生です。まだまだ自分のプレイに必死の3人だけど、上達ぶりが手にとるようにわかりました。あとは健さんの言葉の通り、「3人の心を1つに」ですね!
<収録すべて終了!お疲れ様でした!>
当初、本芸さんには「収録は1時間半位です」と言われていたのですが、まさかのTAKKIN収録まで見ることができるなんて!非常に充実した2時間半を過ごせました。21:10頃、すべて終了。出演者の皆さん、たくさんのスタッフさん、お疲れ様でした。いつも完成されたものを見ているわけですが、30分という限られた放送時間にあれだけの時間を費やし、(私たちには見えないリハも含め)まるで何か物を組み立てる時の様に1つ1つ細かく丁寧に番組を作り上げていく過程を体験できたことはとても貴重です。普段見ることが出来ない番組制作の現場の空気に、こちらまで緊張して膝がガクガク震えてしまった程・・。(その位感動もひとしお)すごく暖かくて皆の愛が込められているんだなあ!とつくづく思いました。また、TV番組なのに、番組を見ているという気がしなかったのが不思議です。・・以上、このレポートから少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
Gパン&白地に紺のボーダーのニットセーター姿のKIKCHYさんを何度も見つけたのですが、声をかけられる状態ではなかったのであきらめました。終了後も客出しの指示の間にKIKCHYさんを見失ってしまい残念でしたが、この場を借りてお礼を。「どうもありがとうございました!レポートが大変遅くなり失礼致しました」
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