視聴者の皆さんが送ってくれたレポート! |
9月25日、民生さんの今回のツアー「股旅」の最終日。会場は日本武道館。私は、9月14日の札幌、そして、前日24日の武道館に続いてこのツアー3度目の参加となった。
5時過ぎに会場に到着。すでに多くのファンが開場を待っていた。この日の私の席は1階南西の席。ほぼ中央。前日はアリーナ席だったが、端の方で、少し見づらかったので、なかなかGoodな席である。オペラグラス(通称:野鳥の会グッズ)を首にかけ、準備OK。開演前に会場内でひたすら流れ続けるカントリーミュージックを楽しみながら開演を待つ。今回のツアーのセットはウエスタン調で(パフィーのセットをそのまま使ったのでは?という噂もささやかれるほどである。)(あ、失礼)それがまた、いい雰囲気を醸し出している。
そして、場内が暗転し、「前進前進前進・・・」というコーラス(?)で始まる民生ヴォーカルの曲が聞こえてきたら、いよいよライブの幕開けである。私はひそかにこのオープニングの曲が大好きである。聞き間違えがなければ「・・・ちょん」って言葉を連続して歌っている場所があって(「行くぞちょん」「山をちょん」など)そこがなんだかものすごく好きである。なんとも、民生チックなのである。この日はビデオ撮影があるということで、会場内にたくさんカメラが設置してあったが、ぜひ、ここからビデオに収録して欲しいと願う私であった。そんなことはさておいて、いよいよ民生の登場であるっ!!
民生さん、DSLのみなさん、プリンスさんがステージに登場。そして、前日とは違い、1曲目から新曲「恋のかけら」。1曲目から違う曲を持ってくるなんて、さすが今日は最終日。何かあるのか?と思わせた。当初からゲストがあるかも?など、さまざまな噂が飛び交っていたが、結局、そんなものは無かった。いや、それでいいのである。私の個人的な意見を書かせていただくと、ここで、最終日だからといって、例えば、PUFFYをゲストに出してしまうような人じゃないと思う。というか、出して欲しくない。念のために書いておくと、私は決してPUFFYが嫌いなわけではない。一部の人には言わずと知れたことではあるが、むしろ、PUFFYの大ファンである。もちろん、民生さんの大ファンである。しかし、ここで、噂通りに民生ツアーにPUFFYを出すべきではないと思う。デビューしたてのころなら別であるが。それは、PUFFYのライブに民生が出る、というのとは全く別の話である。おっと、話が脱線してしまった。ライブレポに戻ります。すんません。
この「恋のかけら」を始め今回のツアーは新曲のオンパレードであった。どの曲もさすが、民生。素晴らしい曲達ばかりである。その新曲の中の1曲で、「この曲は、いろんな会場でタイトルを言ってるんですが、1度も本当のタイトルを言っていません。今日は最終日なので特別にタイトルを発表しましょう。」と言いつつ、「いや、でもね、そんな事言っちゃったらなんか言えなくなっちゃいますよ。うーん、いや、言えないな。だってこれ、放送禁止じゃない?いいのかな。『おま.....』いや、言えないよ、ねえ。」そのまま、しーたかさんがドラムを叩きはじめ、民生さんは笑いながら曲を始めてしまい、結局タイトル不明、という曲もあった(笑)。ちなみにこの曲、札幌では「あくまでバナナボート」(略して「バナボー」)と発表されていた。
2曲目はいつもと同じ「MILLEN BOX」。しかし、3曲目に「ルート2」。なにやらやはりいつもと違う雰囲気を感じるのだが、徐々にいつものメニューに戻っていった。「とくするからだ」や「サーキットの娘」などのPUFFYモノはなくなっていた。サーキットはアコースティックな感じでとても好きだったのでちょっと残念であった。しかし、その分「30才」などをやってくれた。
途中、7、8曲くらいまでだったろうか、一切MCを挟まずにただひたすら歌い続けていたのが、またおもしろかった。今日はずっとMC無しでいくつもりか?と思ってしまった。
そして、いつものように酒を飲み、タバコを吸いながらのステージ。私はライブ中にタバコを吸い酒を飲むアーティストを見たのは民生が初めてだ。というか他に知らない(笑)。しかし、それもまた民生。その雰囲気を味わいに私は民生さんに会いに行く。ゆったりとした雰囲気でそれでいてすっごくロックで。本人は「体力的に激しいライブはムリ」と言っているけれど、私は激しいだけがロックのライブではないと思う。
あれほど音楽を楽しめるライブもなかなかないのではないか。隣の席のお姉さんは「ダラダラしてるぅ」と言いながらすごく楽しんでいた。こういうライブを見事にやってのける民生。やっぱりすごい。本当に音楽に自信が無ければあのライブはできないと思う。もちろん、盛り上がるときは盛り上がる。今回のツアーではやはり、「イージューライダー」や「愛のために」が一番の盛り上がりどころであった。「ロボッチ」はCDとは違う歌いかたをしていて、それがとてもかっこよく、客席は大喜びであった。この曲はライブバージョンで次のシングル「恋のかけら」のカップリングに入るので聴いてみてほしい。ちなみに、「恋のかけら」アナログバージョンの「B面」には「イージューライダー」のライブバージョンが入るそうである。イージューライダーでライブの本編を終え、アンコール1曲目が前日の本編1曲目であった「それはなにかとたずねたら」。この曲の後、「こんばんは、奥田民生です」とあいさつ(笑)そして前日までアンコールも全て終了して退場するときに流れていた新曲を歌った。その分、最終日の退場時の音楽はとってもスローな「イージューライダー」に変わっていた。
その後、ダブルアンコール。「愛のために」。「愛のために」では前日同様「ほーみーたぁーーーぃっ」というステキなアカペラで始まり、これが最高に盛り上がった。こうしてライブは終わっていった。非常に抽象的なレポで申し訳ない。ただただ、音楽を楽しんだ。この雰囲気を分かって欲しい。今回の数多い新曲の中にこんなフレーズがある。
「いろんなとこで音楽をやりたーーーい」
「頭の中は音楽でいっぱーーーい」
この思いをずっと持って音楽を続けてください。民生さん。いつまでも、自分のペースで。そんなこと私なんかが言うまでもないことですが。「コーヒー」の「もう30だからと言うことで」のところを今回は「もう32だから」と歌っておりましたが、この数字がどんなに増えていこうとも。私はあの民生ワールドをずっと見に行きたい。みなさんもぜひ、おためしあれ。
以上、ライブレポでした。
長文かつ抽象的、個人的意見の多い文章で大変申し訳ないです。最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
それでは。